過去に書いたブログですが、

「パチンコWEB広告」

というキーワードで1位になっています。

 

 

これ自体をどうこう言いたいのではなく、このキーワードで検索されているということは、パチンコ業界でのWEB広告の重要性が高まり、認知され始めたということだと思います。

 

個人的にはとても嬉しいです。

重要性に気づいたのであれば、あとは行動するのみです!

 

ですが、この行動…間違ってはいけません。

他人任せはダメです。厳密には、他人(業者)に任せてもいいのですが、最低限のWEB知識と、何より目的がきちんとないと、広告を出す側も、管理する代理店もユーザーも誰もHAPPYになりません。

 

パチンコ店でのWEB集客についてはニーズがあることがわかりましたので、出来る限り無償で有益な情報をブログやYouTubeで配信していきたいと思います。

 

話しが一旦それますが、当社での最安値プラン(19,800円)で行っているYouTube広告(2024年現在は最安プラン25,000円)ですが、運用費に動画制作&プロの音声が入っての価格なので人気です。参考までに当社が作成している動画を一部公開しておりますので、ご参考ください。動画クオリティよりも声優さんの音声がポイントです^^

プラスアルファYouTube広告動画制作事例

 

 

 

パチンコ店がWEB広告をやる理由

出張で山梨県に行ってきたのですが、国道を走っているといくつかのパチンコ店があり、昔は混んでいたイメージの店舗がガラガラになっていて驚きとショックを受けました。

 

※画像:【無料】パチンコ台・パチスロ台のイラスト | ぱちすとや

 

タイムスリップ(2010年)

確か祝日のお昼時点で、見た目で駐車場に車が9割止まっている印象でした。

店内の稼働も600台くらいのお店でぱっと見7割強稼働している印象でした。

 

それが以前見たとき

同じ祝日のお昼時点で、駐車場は見た感じ3割くらい。

店内の稼働も1円と5円が増えていて、稼働3割ないくらいでした。

 

あんなに強かったお店でも、こんなにお客様がいなくなるんだ・・・・と、

改めて1番店がずっと1番とは限らないと思いました。

もちろん商圏の遊技人口が減っていることもありますが、それでも過去1番店ではなかった店舗が

1番店になっていたので、商圏だけの理由ではないと思います。

 

多くの企業経営者の方にお会いすると、

「キミならどうやってお客様を集める?」

 

と、ずいぶん広い質問を頂きます( ̄▽ ̄;)

最初は、「私なんて!」と答えていましたが、変態妄想野郎の私はいつしか、本当に自分が店長を任されたらどうやって集客しようかと考えるようになりました。

 

ここからは私個人の集客イメージですので参考にならないかもしれませんw

 

結論: WEB広告に一番重要なのは営業とリンクしないとマイナス広告なので、やらないほうがいい

 

例)スーパーのチラシでたまご1パック10円と記載されていて行ったら100円だった。

パチンコ店に置き換えると

「人気機種が更に増台」と記載の広告を見て来店すると、人気機種がほとんど稼働していない。

 

例)スーパーのチラシでたまご1パック10円と記載されていて行ったら5名限定で既に売り切れていた。

パチンコ店に置き換えると

「人気機種が更に増台」と記載の広告を見て来店すると、1台の増台だった。

 

このように、広告で期待を高めたアプローチを行うことは比較的簡単です。一番重要なのは当然、現場の営業、戦略、プロモーションです。

 

それを、踏まえて、私が現場の管理者だったらどうするかを記載します。

※もちろん、実際は会社からの、利益目標や稼働目標、限られた機械代、広告予算などありますのでフィクションとして読んでください(-_-;)

 

ステップ1 数字と実態のすり合わせ

 

自店の数字は、ホルコンデータでみれるので、まずは自店のレート別、機種別で強い部分弱い部分を見ていきます。

 

そのあとは、実際に私自身がホールに出て接客し、個々のお客様からの声を聴きます。定点だと、点でしかお客様の声を拾えないので、3週間毎日見ます。※お客様との会話では、自店に対しての期待や来店動機などを会話から拾っていきます。

これで、曜日軸をカバーでき、複数回来店される可能性の高いお客様を覚えることができます

 

 

ステップ2 1ヶ月毎日、競合店を見に行く(できれば試打する)

 

毎日ふらっと休憩がてら競合店に入るようにします。もちろん時間もズラします。

遊技もたまにします。(半分仕事で半分勝ちにいきます笑)

店舗巡回も客数集計のように、決まった順序ではなく、

常にバラバラにその日の気分や競合店の情報をもとに回ります。

そこで確認するのは、

競合店の営業レベルと、強い部分と弱い部分。

そして、遊技しているお客様の層と、自店へ来店されるお客様の重複度合いを、自分の目で見て把握します。

※データも参考にしますが、やはり自分の目と体験を最優先とします。

 

ステップ3 自店のお客様の分類(売上よりも景品金額)

 

言い方はよくないですが、自店への来店回数や利用金額などから強いファンを見出し、そのファンが求めている欲求を把握し、解決することを優先に動きます。※ビジネスは主に2:8の法則だからです。

 

新規顧客を集める前にそちらを重視します。※1:5の法則で、新規顧客を開拓するのは、既存顧客の5倍労力とお金がかかる為です。

 

この場合、私が考える強いファンは、月に5回来店し日平均1時間で2万円負けるお客様ではなく✖、月に4回来店し日平均4時間で1万円負けるお客様○を、強いファンと考えます。

 

つまり来店回数よりも、店舗への滞留時間(遊技時間)が長い方を良しとします

※駅前店や郊外店などで、考えは異なるでしょうが、昔のようにお店がフル稼働になる時代ではないので、とにかく売り上げが上がっていなくても、お客様がいつも一定数遊技している状況をつくります。

 

イメージは、ゲームセンターのメダルゲームです。

スカスカのメダルコーナーよりも、人が沢山いるメダルコーナーの方が、盛況感があり人が集まりやすくなります。(群衆心理)その為、7割が貯メダルで遊んでいるお客様でも、3割が売り上げてくれたら、広告宣伝費として考えるのでOKです。

パチンコ店で言えば、貯玉を積極的に利用し、滞留時間と来店回数を上げる努力をします。

 

話が逸れましたが、先ほどの例でいえば、売上で見れば当然日平均2万円負けて月5回来ていただくお客様ですが、私が重視しているのは滞留時間なのです。郊外ではなく駅前であっても滞留時間です。景品金額(玉やメダル)が多く見えている状況(盛況感)を一番良いとまずは考えて動きます。

 

人間は心理学的にも群集心理に弱いと言われています。そこまで興味ないけど、いつも並んでいるラーメン屋が今日は空いていると、「この店はいつも混んでいるのに今日は混んでない!ラッキー食べてみよう!」となりやすいのです。以前話題のタピオカもそうです。次々出てくる新規店舗、、、果たしてほんとに全店がおいしいのか分かりませんが、出店すれば人が並ぶ状況でしたね。今はそこまでですが(-_-;)

 

群集心理はパチンコに必要だと思っています。

ユーザーの私がそうだからというのもあります。お客様人数と景品金額をユーザーの私は無意識に見て判断しているからです。

私もヘビーユーザーですが、やはり群集心理で「このお店こんなにお客さんいる!優良店かも!」と勝手にプラスに捉えてしまいます。結果負けることが多いですが…ぐふ

 

分かりやすい例はお正月ですね。

どの店も稼ぎ時な営業をされているのに、それでもお客様が来られる現象と同じです。つまりは、最大の呼び込み手法は、店内にいる毎時間の平均客数を増やすことと、個人の口コミです。

 

 

ステップ4 店内でお客様が集まるコーナーが出来たらWEBで告知

 

安定して、いつ来店してもお客様が半分くらいはいるコーナー(島)を生み出せたら、次は外販で仕掛けます。

世の中のパチンコ店が意味がないとあまりやっていない、やり切れていないWEB広告(リスティング広告)やGoogleビジネスプロフィールをガンガンやります。たまに取材やライターさんにも遊びに来てもらい、ピークの山を何個か無作為に作ります。

 

ステップ5 7万円で自店のオリジナルサイトを作る(ランディングページ制作)

 

7万円位で簡単なホームページを作ります。パチンコ転職ナビで言えばこんなサイトです。

パチンコ転職ナビのランディングページ

なぜ、このようにサイトを作るかといえば、自店に興味を持ってくれたユーザーのリストを集めれるためです。あとは、SEO対策です。皆さんのお店を店名で検索すると、おそらくポータルサイトに掲載した自店のサイトが一番上位にないでしょうか?もしポータルサイトへの掲載を終了すると、どうなるでしょう?そうです、自店が検索されてもサイトが表示されなくなってしまいます。ですので、自分たちのサイトを持つことは中長期でみるととても重要なのです。

 

因みに今はとても良い時代で、自分たちで簡単にWordプレスでLPサイトが制作できます。その場合はサーバー代とドメイン代で年間1万ちょっとで運用できます。凄いいい時代ですね!

 

 

まとめ_私がWEB広告を行う理由はたった3つです

☑ 商圏内で、どのお店がどんな検索ワードで調べられているのかを把握できる(ユーザーのネットの動きを知れる)

☑ 競合店の情報を調べている人だけに情報を伝える(自店に浮気してくれそうな見込み客へ訴求できる)

☑ 自店のサイトを見てくれた人だけに情報を伝える(自店に興味がある人だけにお得情報をWEBから届けられる)

☑ ユーザー動向を可視化できる

☑ 広告から来店までを計測できる

☑ ターゲットをペルソナ(個人)レベルまで落とし込んでアプローチできるので、費用対効果が非常に高い

 

 

ステップ6 WEB広告情報と店内情報をリンクさせる(販促物と景品金額、お客様の数)

 

ここが非常に重要です。

いくら良い外販が出来て、お客様に伝わりお店に来店しても、実態が乖離しているとマイナスの印象を持ってしまい、再来店がさらに難しくなります。自分で自分の首を絞める状況です。パチンコ店の営業の面白さはお店側とお客様との駆け引きだと勝手に思っています。

 

例えば、新台入替の広告をみて来店しました。

新台が全然座ってません。

その他の遊技台も1円以外はほとんど空台状態。

これでは、新台プロモーションをしないほうがいいです。

 

新台入替を打ち出すからには新台が稼働していることが重要です。

最悪稼働していなくても、どこかがっつり稼働しているコーナーがあれば店内の導線づくりで誘導できます。

 

新台入替でお店に行った。

エヴァがフル稼働していた。

別のコーナーを見ると、何やらガンダムも稼働し始めている。。。

 

群集心理で言えば、その時お客様はこう思います

 

「もしかしたらガンダムも熱いかもしれない!」

 

そしてその人が遊技し始めれば、ガンダムコーナーはエヴァコーナーのように見栄えがよくなります。

店舗で2コーナーが5割以上稼働していれば、お客様の「ちょっとこの店で打ってみようかな」率は大分高まると思います。私がそうだからです。

取材系を呼んだとしても、取材系の時よりも、通常時の時の方が稼働していれば、取材系に期待して来店した常連ではないお客様が、店舗の台データや、データ表示機をみて、「あれ?なんでこの店、平日の何もない日に、これだけ回っているの?大当たり多いの?」など認知させることで、取材系じゃない日でも平均稼働が上げれるようにもなります。

 

このあとのステップ7と8があるのですが、長文になり、まとまりがなくなってきたので、ステップ6で終わります。

 

書いてて思うことは、結局、いつの時代でも

 

お客様を裏切らず、お客様目線で営業できているお店が強い

 

そして支持されるんだと書いてて思いました。

 

もちろん、世の中のどの企業や店長も同じことを考えていると思います。

それでもなかなかできないのは、ビジネスなので利益を生まなければいけないためです。

機械代に莫大なお金がかかります。もちろんそれ以外も沢山かかる費用があります。

結果、お客様の期待と相反した営業が多くなり、駆け引きが難しい営業が当たり前になり、

更にお客様が離反し、財布のひもが固くなったというのが今の実態ではないでしょうか。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

 

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齋藤裕樹

2009年から転職支援サイトの管理運営全てを任され、広告運用代理店に何度もだまされました。自分に知識がない事を痛感し、2010年からWeb広告の重要性を感じ、GoogleやYahooへ学習時間を投資しました。Googleについては700時間以上を費やしGoogle認定アナリティクス個人認定資格(GAIQ)やAdWords認定資格も取得し、運用実績も認められ、運用・費用・資格保有など全ての規定要件などを満たした企業だけに与えられる「Google Partner」に認定されました。

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