パチンコ店の集客にて、WEB広告は意味があるのか
私は意味があると思います。
その理由は、私たちが消費行動を起こすうえで「認知」が必須だからです。
皆さんも思い浮かべてください。
今継続して買っている商品は、定期的にパッケージや商品を見ているから忘れずに購入していると思います。
例えば、今使っている歯磨き粉ですが、その前の前位に使っていた歯磨き粉をすぐに思い出すことはできるでしょうか?
忘却曲線でわかる認知
引用:WAKARA
1885年ごろにドイツ人の心理学者、ヘルマン・エビングハウスが行った実験によって求められた、忘却曲線です。
人は覚えたことをあっという間に忘れていきます。小さいころ学校で、「帰ったら少しでも復習をするように!」と先生が言っていたのはまさに、人は忘れる生き物だからです。よくもわるくもですが。
上記の図は、何もしないと黒線のようにどんどん忘れされていきます。ですが、常に小刻みに情報を与えるとオレンジの線のように記憶に残りやすくなります。ですので私は「認知」を目的にWEB広告配信や、その他広告は必要だと思います。
認知を目的とした広告種類
テレビCM
広い範囲のお客様に自店の情報や魅力を伝えることができます。
地域紙
近隣のお客様に自店の情報やキャンペーンを告知することができます。
看板やのぼり
店舗の場所や存在感をアピールすることができます。
電車内広告
通勤や通学などで電車を利用するお客様に自店のロゴやキャッチコピーを印象付けることができます。
イベント開催
体験型や参加型のイベントを開催することで、お客様の興味や関心を引き出すことができます。
DM
WEB広告を見ないお客様にも自店の情報や特典を届けることができます。
口コミや紹介
お客様同士の人間関係を活用することで、信頼性の高い集客方法です。
このように沢山の手法がありますが、限られて予算で最大限効果を発揮するには、きちんと自店に来店されるお客様のターゲットと行動を把握する必要があるのです。
ターゲットとペルソナ
ターゲットの簡易的なイメージです。
ターゲット設定とは、広告の対象となる顧客の属性や特徴を決めることです。例えば、「20代女性」「東京都在住の学生」などです。
ペルソナ設定とは、ターゲットの中から典型的な顧客像を具体的に描くことです。例えば、「氏名:山田花子、22歳女性。大学生でアルバイトをしている。ファッションやコスメに興味がある。」などです。
ターゲット設定とペルソナ設定の違いは、ターゲットは属性で分類された顧客の集合体であり、ペルソナは個人の顧客像であるという点です。
その為、ターゲットの中にペルソナがいるということです。ペルソナの方がより個人に近い設定となります。
異業種ではどのようにペルソナを定義づけしているのか事例です。
Soup Stock Tokyo:スープ専門店
ターゲットは「健康に気を使う女性」
ペルソナは「東京都在住の30代OL・鈴木美香さん」
BASE:ネットショップ開設サービス
ターゲットは「個人でネットショップを始めたい人」
ペルソナは「創業者の母親・山田花子さん」
molts:コンテンツマーケティング支援サービス
ターゲットは「コンテンツマーケティングに興味がある企業」
ペルソナは「大阪府在住の40代男性・佐藤一郎さん」
ターゲットとペルソナの設定方法は、以下のようなものがあります。
ターゲットの設定方法:市場調査やアンケートなどで、自社の商品やサービスに関心がある顧客の属性や特徴を把握することです。
ペルソナの設定方法:ターゲットから典型的な顧客像を選び出し、氏名や年齢、性別、職業、趣味、ニーズ、課題、動機などを詳細に設定することです。
信用と信頼はセット
集めたいターゲットやより具体的なペルソナを設定して、その人たちに適切な方法で「認知」させたとしても、店舗に信用が無ければお客様は来ません。それどころか更に悪い印象を持たれてしまいます。
例えば、これまでよく行く家電量販店があったとします。ですが、最近行くたびに価格も他店より高く、接客も押し売りのようなスタッフが多く、行く回数が減っていき、別の競合店に行くようになっていたとします。その際、よく言っていた家電量販店が年末セールをすると広告で知って、行ってみたとします。ですが、その商品は、競合店の通常時とほとんど変わらない価格でした。更には保証も競合店の方が手厚かったとします。さらに店員は競合店の商品は同じメーカーでも壊れやすいなど悪口を言ったとしたら、そのお店の広告を翌週見ても次回来店するでしょうか?
これが「信頼」「信用」も広告運用には必要だという事なのです。
如何でしたでしょうか。
是非今後の店舗運営の参考になれば幸いです。
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齋藤裕樹
2009年から転職支援サイトの管理運営全てを任され、広告運用代理店に何度もだまされました。自分に知識がない事を痛感し、2010年からWeb広告の重要性を感じ、GoogleやYahooへ学習時間を投資しました。Googleについては700時間以上を費やしGoogle認定アナリティクス個人認定資格(GAIQ)やAdWords認定資格も取得し、運用実績も認められ、運用・費用・資格保有など全ての規定要件などを満たした企業だけに与えられる「Google Partner」に認定されました。
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