売り場プロモーション診断士検定を立ち上げてから6年目に突入。

 
一昨年、売り場プロモーション診断士検定の公式テキストを出版したので、
ご購入頂いてご持参なさった方は試験開始ギリギリまで何度も何度も、
その書籍を繰り返しご覧になっている姿がとても印象的でした。
 
単純に嬉しいです
 
売り場プロモーション診断士検定を立ち上げた理由は個々人の感覚に頼らず、
売り場プロモーションの共通言語を高いレベルで標準化するためです。
 
高いレベルで標準化!
これがとても重要であると考えております!
 
研修を実施したから共通言語を手に入れました!
売り場の書籍を全員で読んだから大丈夫です!
 と、言われることがあります。
 
大丈夫なら、問題ないのでしょう。
ただ、本当に大丈夫なのだろうか?と、大丈夫とおっしゃる企業様ほど不安になります。
 
研修を1年間実施して頂いたら420万円頂きます。
これだけのお金を投資して頂いているので、
売り場の数値化が社内の共通言語として活用されて、
より一層成果につながる取り組みになることを強く!強く!願っています!!!
研修が終わってもできる限りのサポートをできればと考えています。
 
しかし、同じものを学んでもひとりひとり全く理解度が違うという
状況を何度も何度も目のあたりにしました。
 
同じものを学んでいるのに、学習度合いに差が生まれているため
同じ知り得た言葉で伝えているのに、伝わらないという不思議な
現象が生まれたのです。。。
 
そして、意外に思うかもしれませんが、店長や広告担当をなさっている方ほど、
分かったつもりになっている場合が多いです。
自己解釈して、学んだことを間違った取り組みに変換していくのです・・・

当然お客様立場を度外視した自己満足の
取り組みは売り場プロモーションを機能不全にしていきます(>_<)

 
そのため圧倒的な学習度合いの差をどのようにすれば埋めることが
できるのか悩み続けました。
 
この問題解決ができない限り、せっかく時間とお金を掛けて学んで頂いた
売り場プロモーションの数値化も、うまく機能しないため成果につながることは
極めて難しいです・・・
 
それが解決できる!と、思ったのは6年前に統計検定という試験を私が受験している時でした。
「あっ、試験開催すればいいのか!」と、あんなに悩んでいたのに、一瞬で悩みは解決しました。
答えは身近にありました^^
 
弊社でも数値で物事を話せる人物になるよう統計検定4級を新卒一年目の子には
受験必須にしていました。
その理由は、単純明快で最低限、統計検定4級の知識は持とうね!
そうでないと、弊社プラスアルファが目指す数値で語る人物と成り得ないからと判断したからです。
 
採用する新卒は文系の子たちが多く数値が苦手。
 
そのため同じ基準で話せるように統計検定の4級レベルの理解度で標準化しました。
だから、数値を含んだ会話でズレることが少なくなりました。
 
これがまさに、私の体験を通して売り場プロモーション診断士の
検定試験を広めたい理由のひとつとなりました!

売り場プロモーションの数値化が本当の意味での共通言語として
機能するように今後も取り組んでいきたいです。

 
 
著:野島崇範